2024年省エネ法改正!これからの家づくりがもっと快適・エコに。

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目次:
・このコラムについて
・省エネ法とは?
・2024年省エネ法改正のポイント
・省エネ基準の適合方法は2つ
・省エネ住宅のカギとなる2つの要素
・省エネ基準とZEH基準の違い
・2024年4月からの申請方法の変更点
・まとめ

このコラムについて2024年4月から省エネ法が改正され、新しい基準が適用されています。
これからの家づくりやリフォームをお考えの方にとって、より快適で環境にやさしい住まいづくりのポイントをわかりやすくご紹介します。省エネ住宅は快適性向上だけでなく、光熱費の削減にもつながります。ぜひ参考にしてください。

省エネ法とは?2050年カーボンニュートラル、2030年度温室効果ガス46%排出削減(2013年度比)の実現に向け、2021年10月、地球温暖化対策等の削減目標を強化することが決定されました。
これをうけて、エネルギー消費量の約3割を占める建築物分野における取組が急務となっています。
建築物のエネルギー消費性能の向上を図るため、建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律)を制定・改正し、建築物のエネルギー消費性能基準への適合義務等の措置を講じるものです。

※こちらの国土交通省のホームページより参照。
詳細はこちらの国土交通省の消費者向けの記事でもご説明しております。

2024年省エネ法改正のポイント2024年4月から省エネ法が改正され、新築住宅の省エネ性能がさらに重視されるようになりました。
この改正により、より快適で環境に配慮した住まいづくりが標準となります。エネルギー消費を抑えた家は、地球環境に優しいだけでなく、住む人の快適性も高めてくれるんです!

省エネ基準の適合方法は2つ省エネ基準に適合する方法として、「性能基準」と「仕様基準」の2つの方法があります。

性能基準とは
お住まいの断熱性能や設備の性能を数値で計算し、基準値をクリアしているかを確認する方法です。主に以下の2つの指標で評価します。

・外皮性能:外皮平均熱還流率や平均日射熱取得率を計算
・一次エネルギー消費性能:暖冷房、換気、照明、給湯、エネルギー効率化設備を考慮して計算

仕様基準とは
複雑な計算をせずに、あらかじめ定められた仕様(躯体や開口部のU値・R値、日射遮蔽仕様など)を満たしているかをチェックリストで確認する方法です。比較的シンプルに基準適合を確認できます。
どちらの方法でも省エネ基準に適合できますので、ご家庭のニーズやご予算に合わせて最適な方法をお選びいただけます。

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省エネ住宅のカギとなる2つの要素設備による省エネ手法.png

外皮性能について
家の「外皮」とは、壁・屋根・床・窓など、外と内を隔てる部分のことです。この性能を高めるには:

・躯体の断熱をしっかり施工する
・開口部(窓など)の断熱性能を高める
・日射遮蔽の工夫をする

これらの対策により、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境が実現できます。断熱性能の高い家は、温度変化が緩やかで、ヒートショックのリスクも軽減できるんですよ。

一次エネルギー消費量について
家の中で使うエネルギー(暖冷房・換気・照明・給湯など)の合計を指します。これを削減するには:

・高効率の暖冷房・換気・照明・給湯設備を導入する
・太陽光発電などの創エネ設備を取り入れる

これらをバランスよく取り入れることで、光熱費も大幅に削減できます!地球環境にも家計にも優しい住まいづくりが可能になります。

省エネ基準とZEH基準の違いZEN基準.png
省エネ住宅の指標として、「省エネ基準」と「ZEH基準」の2つがあります。

・断熱等性能等級4、一次エネルギー消費量等級4:省エネ基準(最低基準)
・断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6:ZEH基準(誘導基準)

ZEH基準を満たす住宅は、より快適で環境に優しい暮らしを実現できます。また、補助金の対象になることもありますので、メリットは大きいです。ZEHについて詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。

2024年4月からの申請方法の変更点今回の改正で、申請方法も変わりました。

・性能基準で申請する場合:事前に「建築物エネルギー消費性能適合判定」(省エネ適判)を受け、確認申請時に適合判定通知書を提出する必要があります
・仕様基準で申請する場合:建築確認申請の中で適合性を審査されるため、省エネ適判は不要です

2024年4月1日「着工分」から申請方法が変更になりますので注意が必要です!どちらの方法を選ばれても、私たちがしっかりとサポートいたしますのでご安心ください。

まとめ省エネ法の改正により、これからの家づくりはますます快適でエコになっていきます。
「どの基準を選べばいいのか」「ZEH住宅ってどんなメリットがあるの?」など、疑問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
一人ひとりのライフスタイルや敷地条件に合わせた、理想の省エネ住宅をご提案いたします。
快適な暮らしと環境への配慮を両立した、未来につながる家づくりを一緒に考えていきましょう!

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